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押さえておきたいNISAの5つのポイント

NISA(ニーサ)とは、株や投資信託の配当金や売却益に税金がかからない制度のことです。別名で「少額投資非課税制度」とも呼ばれます。株や投資信託の利益にかかる10%の軽減税率は2013年末に廃止され、2014年から従来の20%に戻りました。その代わりに登場したのが「NISA」です。毎年120万円を上限とし、最大600万円(最長5年間)まで非課税投資ができるようになります。
※毎年、投資金額120万円までの非課税枠がもうけられていますが、その年に使用しなかった非課税枠を翌年に繰り越すことはできません。また途中で売却してしまった分の枠は再利用ができませんのでご注意ください。

NISA(ニーサ)のポイント!

  • NISA口座をつくると最大600万円(毎年120万円×5年間)まで非課税投資ができる
  • 非課税期間は、投資をはじめた年を含む最長5年間
  • 税金がかからないのは、株式や投資信託の売却益・配当金(分配金)
  • NISA口座の開設可能期間は、2014年~2023年の10年間
  • NISA口座を作れるのは20歳以上

NISAのイメージ

NISA(日本版isa)のイメージ
(※SBI証券からの転載)

一般口座とNISA口座の違いとは

例えば、2016年に120万円で投資した株が、5年後の2021年に170万円に値上がりしたとします。その時点で売却すると、170万円から120万円を差し引いた50万円の利益に対して20%(10万円)の税金がかかります。ですが、NISA口座を使っていれば税金を払わないで済むことになります。つまり、この場合では10万円もお得になったことになります。
ただし、株価が下落して損をした場合は一般口座のほうが有利です。なぜなら、一般口座は損益通算と言って、損が出ている時に確定申告を行うことで、配当等との相殺をして既に源泉徴収されている税金の還付を受けることができますが、NISA口座は損をしても損益通算ができないからです。ですので、NISA口座を利用して得をするのは利益を出すことが大前提です。

NISAはどちらかというと長期投資向け

最大600万円(120万円×5年間)まで非課税枠で投資ができるのですが、短期売買ばかりしていたらすぐに非課税枠はなくなってしまいます。一度売った分の枠は再利用ができません。なので少しの儲けでちょこちょこ売るのはもったいないです。もし私がNISA口座を使って投資をするとしたら、株なら割安成長株を買うと思います。

株主優待をもらうのにも活用できます

非課税枠が年間120万円までありますので、様々な優待銘柄を組み合わせて買うことができます。例えば、イオン(8267)ANA(全日空)(9202)日本マクドナルドホールディングス(2702)カゴメ(2811)ヤーマン(6630)をそれぞれ買っても合計約120万円です。
1年経つとさらに120万円分の非課税枠が追加されるので、また違う組み合わせで優待銘柄を買うことができます。
非課税期間の5年が過ぎた後も、120万円分まではまた新しい非課税枠を利用して継続保有ができます。

(例)投資金額120万円の組み合わせ(優待銘柄)
銘柄名 投資金額 優待内容
イオン
(8267)
約13万円 買物3%キャシュバック(オーナーズカード)
(2月・8月)
ANA(全日空)
(9202)
約23万円 国内線片道1区間50%割引(3月・9月)
日本マクドナルド
ホールディングス

(2702)
約30万円 優待食事券
(バーガー類、サイドメニュー、飲み物の3種類の
無料引換券が1冊になったシート6枚)
(6月・12月)
カゴメ
(2811)
約17万円 1,000円相当の自社商品(6月・12月)
ヤーマン
(6630)
約13万円 12,000円相当の自社化粧用品(4月)
ピエトロ
(2818)
約20万円 1,000円相当の自社化粧用品と通販での優待価格購入(3月・9月)

NISA口座はどうやって作るの?

NISA口座を作る前に、あらかじめ証券会社の口座を作っておく必要があります。その時の証券会社の選び方にも注意してください。せっかく非課税枠を設けて節税しても、売買手数料が高い証券会社を利用していたらあまり意味がありません。
これから口座を作ろうとしている方や、手数料の高い大手証券会社を利用されている方は、NISAの手数料の安いネット証券でもご紹介していますので是非ご覧ください。ゼロからの株式投資でご紹介しているネット証券をNISAの手数料の安い順に比較しましたので、証券会社を選ぶ際の参考にしていただけたらと思います。

NISA口座での「株式売買手数料」でネット証券を比較する
ネット証券 株式の売買手数料(税抜) 公式ページ
10万円
以下
30万円
以下
50万円
以下
100万円
以下
松井証券 一律無料(永久) 公式ページ
GMOクリック証券 一律無料(永久) 公式ページ
カブドットコム証券 無料
※(90円)
無料
※(180~250円)
無料
※(250円)
無料
※(990円)
公式ページ
SBI証券 一律無料 公式ページ
楽天証券 一律無料 公式ページ
マネックス証券 一律無料 公式ページ
ライブスター証券 80円 180円 180円 340円 公式ページ
岡三オンライン証券 99円 200~350円 350円 600円 公式ページ

カブドットコム証券のNISA口座における株式買付手数料は「一律無料」ですが、売却時はカッコ内の手数料がかかります。

※上表の手数料は税抜きです。

pickup!株の初心者が「NISA」で最大限「利益」を出すには…?

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