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NISAは投資信託向き?

NISAは毎年120万円までという投資枠が設けられています。そのため、1株当たりの金額が大きい株式に投資をしようとすると少し不便です。
しかし、投資信託なら1万円程度で購入できるものも多く、金額を指定して買うことができるので、120万円ぴったり投資できます。
また、NISAは預けた年から起算して5年目の年末に1度だけロールオーバー(繰り越し)できますが、たとえば購入した投資信託が値上がりして170万円になったら、
そのうち50万円分を解約し、120万円分をロールオーバーさせるということが、簡単にできるのです。
このようにNISA枠をぴったり使いきれるという点で、NISAが投資信託向きなのがわかります。

さまざまな資産に分散投資ができる

投資をする際に幅広い資産に分散投資することはとても重要です。ひとつの株やひとつの資産クラスに集中していると、価格の変動が大きくなりバランスが悪く、資産が増えていきません。
例えば、1年間のNISA枠120万円である特定の1社の株に投資したとして、万が一その会社が倒産してしまった場合、大変な損を出してしまいます。
しかし、120万円のNISA枠で1万円ずつ120社に分散投資しておけば、仮にその内の1社が倒産してしまったとしても資産全体の1%しか影響を受けませんのでリスクが軽減されます。
投資対象を株だけでなく債券や不動産といった実物資産に広げたり、地域をアメリカやドイツ、オーストラリアといった国へ分散をしていけば、益々分散効果は高くなります。
そのような世界中の資産に手軽に分散投資できるのが投資信託です。
日本株ファンドやオーストラリア債券ファンドといったようにある特定の資産クラスに特化して運用している投資信託もありますし、1つの投資信託で世界中の株式や債券に分散投資するものもあります。
なお、NISAでは今のところ債券は対象外ですが、投資信託なら債券を組入れたファンドでも非課税対象となります。

運用はプロにおまかせ

投資信託であれば、運用をプロに任せることができます。
プロのファンドマネジャーが株式や債券などの金融商品を絶妙なバランスで運用してくれることが期待されます。
また、NISA口座では非課税投資枠は年間120万円までなので、一度投資をしてその後売却すると、その非課税投資枠の再利用はできません。
つまり買い切りで長く持てる投資対象の方がNISA向きと言えます。
株の場合、株価が値上がりするとその株は割高となるため、収益と反比例して投資対象としての魅力は低くなっていきます。
しかしファンドの場合、組入銘柄が上昇して基準価額が上昇しても、プロのファンドマネジャーが保有銘柄の組み換えを行うことで、ポートフォリオ全体として割高となることを防いでくれます。
そのため、必ずしも基準価額の上昇と反比例してファンドの魅力が低下するとは限らず、5年間という非課税期間を最大限有効活用することができます。
なお、中長期の運用では、比率が高くなりすぎた資産(銘柄)は一部を売却し、比率が低下した資産(銘柄)を買い増して、資産配分のバランスを調整するリバランスの実行も大事だといわれています。
その際、NISAでは、売却した部分の非課税枠を再利用することはできないので、年間120万円の非課税限度額いっぱいまで運用した場合は、少なくとも同じ年にリバランスは実行できません。
一方、1つの投資信託の中で各資産への投資比率をリバランスしてくれるバランス型ファンドも投資信託にはあります。
この場合、NISAの非課税枠は影響を受けず、リバランス実行の手間が省けます。

投信積立のメリット

投信積立とは、毎月決められた日に一定の金額を特定の投資信託に自動的に投資することです。一括で買い付ける場合その後の投資成果はその時の投資環境の影響を大きく受けてしまうのに対して、
積立投資であれば投資環境が良いときも悪いときも、長期的に一定金額を買い付けるため、高値掴みを避け、購入価格を平均化して投資リスクを分散することができます。
しかも、毎月自動買付なので、発注する手間も省けますし、発注することをつい忘れてしまう心配もありません。
銀行預金の金利が0.02%ぐらいなのでお金は増えないし、何より貯金が苦手だったりしませんか?
各証券会社がおすすめしている投資信託のリターン率をみると、おこづかいから投信積立をしてみようと思うはずです(笑)
証券会社によっては100円から投信積立ができるので、NISAの非課税枠を使って将来の資産作りを始めましょう。

投信信託のデメリット

  1. 景気や業績などにより、株や公社債など、市場で取引される商品の価格は日々変化するので、これらを組入れている投資信託の価格もまた変わるリスクがあります。

  2. 海外の株や公社債などへの投資に伴うリスクです。 為替相場が変わると円での評価額が変わるため、投資信託の価格も変動します。

  3. 投資対象の信用状態の変化により、投資信託の価格が変化するリスクです。たとえば、組入れていた企業や国が債務不履行、倒産などの事態に陥った場合、投資信託の価格も下落します。

株式投資に慣れていない方や株の初心者の方で、

  • まとまった資金が用意できない
  • 個別銘柄で何を買ったら良いかわからない
  • 個別銘柄のような大きなリターンはそこまで求めずローリスクで資産を増やしたい

という方は、投資信託がおすすめです。投資信託で資金を増やし、将来の備えにしても良いですし、
別の投資信託や個別銘柄に投資をしても良いと思います。

NISAの投信積立おすすめ証券会社

投資信託に投資をする際に、買付手数料というのが設定されているのですが、この手数料が無料の投資信託、ノーロード投信は購入資金や積立金額をフルに活用できるのでおすすめです。
このノーロード投信の数が多い順にネット証券をご紹介します。

証券会社名 ノーロード投信数
SBI証券

公式サイト

962
取扱投信数2200以上!
楽天証券

公式サイト

933
取扱投信数2100以上。
カブドットコム証券

公式サイト

462
マネックス証券

公式サイト

334
岡三オンライン証券

公式サイト

47
むさし証券

公式サイト

11
ライブスター証券

公式サイト

1

※2016年5月調査時のノーロード投信の本数になります。商品によってNISA口座で投資できないものや積立ができないものもあります。詳しくは各証券会社の説明ページなどでご確認ください。

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