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NISA(ニーサ)とは?

NISA(ニーサ)とは2014年から開始された、株や投資信託などを年間120万円まで購入することができ、最長5年間その売却益や配当金に税金が掛からないという制度です。

NISAを利用するには、証券会社にNISA専用の口座を開設する必要があり、日本国内に住んでいる20歳以上の方なら誰でも開設する事ができます。
ただしNISA口座は一人につき一つしか開設する事ができないので注意が必要です。
またNISAは恒久化の検討がされていますが、今の所2014年から2023年までの10年間の期間限定の制度となっていますので、NISA口座を開設していない方は非課税の恩恵が受けられるNISAをすぐ始めましょう。

しばらく株式投資から離れていたけど再開したという方や、NISAがきっかけで株式投資を始めたいという株初心者の方も多いのではないでしょうか?
2016年4月から始まるジュニアNISAを知って投資を始める方もいらっしゃるかもしれませんね。

NISAは1年間で120万円までの購入枠がありますが、使い切れなかった枠は翌年に繰り越すことができません。
(例)1年間で50万円分の株などを購入、70万円分の枠が余ったが翌年も120万円分のNISA枠になる。

また購入したその年に売却をしても、使用したNISAの枠は復活しません。
(例)40万円で株を購入し、売却。今年NISAで使える枠は80万円分。
このようにNISAは年間120万円で1回購入に使ったら、その利用枠が戻ることがありません。

では、NISA口座を有効利用する投資とはどのような方法なのでしょうか?

最大5年間、配当金や売却益が非課税になるので、NISAは長期投資が向いているとされています。
個別銘柄を買うなら、割安な大型株配当利回りが良いものが良いと思います。
新興株など成長が期待できるグロース株に投資するのも手ですが、選定するのが難しいのと、非課税期間内に値上がりするか分からないので、NISAでの購入はあまりおすすめしません。

投資信託は5万円分や10万円分などと金額買付ができるのでNISA枠をピッタリ使い切るにはちょうど良いと思います。
投資信託ではNISA枠で再投資をすることで元本を増やし、複利を増やすのが良いとされるので、複利効果がない毎月分配(決算)型はあまりおすすめしません。
また元本を取り崩して支払われる、特別分配金はNISAで買っても非課税にならないので注意してください。

ここではNISAとは?という概要をお伝えしましたが、さらにNISAを有効利用するために、ルールやNISA口座が一人一つしか作れないから気を付けたい注意点、メリット・デメリット、NISA向けの銘柄などの解説記事をご用意しました。

NISAの押えておきたい5つのポイント

毎年120万円までの購入枠が設けられ、配当金や売却益に掛かる税金を最長で5年間非課税に出来る制度のNISA。
現行の制度だと2014年から2023年にNISA口座の開設が可能となっています。
NISA口座を開設すると最大で600万円までの非課税投資ができるようになり、非課税期間はNISA口座で投資を始めた年を含む5年間となっています。 毎年120万円の枠が用意されますが使い切れなかった場合に余った分を繰り越す事はできません。また途中売却分の枠は再利用ができないのも注意が必要です。

NISA口座を開設するには、まず証券会社の口座を持つ必要があります。
ネット証券によってはNISAでの国内株式の売買手数料が無料の所もありますので、そのような証券会社でNISAを始めると手数料も無料で、売却益・配当も非課税とNISAを最大に活用できます。
当サイトでご紹介しているネット証券のNISAでの国内株式売買手数料を比較表にしました。
NISAの5つのポイントを読む

NISAのメリットとデメリット

売却益、配当金に税金が掛からないのがNISAのメリットです。これを最大限に活かす方法を考えると良いので、
配当利回りが高い銘柄やREITに投資をする、売却益を得るなら高成長していて今後の株価の上昇が見込める銘柄に投資するというのがあります。
突発的な事件、事故で割安になっている株を買うのも良いかもしれませんし、ボロ株でテンバガーを目指すのも良いかもしれません。

デメリットとしては税金が掛からない分、売却損が発生しても一般(特定)口座と違い損益通算ができないことです。
さらにNISAで投資をして5年経過した時に「その時点の価格が取得価格になる」というデメリットがあります。
例えば120万円で買った株が100万円になってしまったとします。その後140万円で売ると売却益が40万円となり税金が倍かかる事になります。
このケースだと売却益が出ているのでまだマシですが、マイナスになっている時に売却しても税金が掛かってしまうのです。
NISAのメリット・デメリットを読む

NISA向きの株

NISA向きの株を選ぶにはどうしたら良いでしょうか?
NISAの特性を活かす為に5年間でじっくり保有して中長期で値上がりが期待できる銘柄に投資をするのが良いと思います。

このとき、ファンダメンタル分析という企業の業績や財務状態から判断して選定するのが良いと思います。
ファンダメンタル分析で、成長が期待できる銘柄に投資するグロース投資と割安になっている銘柄に投資するバリュー投資の2つを選別します。
グロース投資は将来の企業の成長性・収益性に目を付け業績の伸びが期待できる株に投資をします。
バリュー投資は成長性・収益性などから見積もって、本来の価値より割安と判断した株に投資をします。

またJPX400という株価指数に指定されている株に投資をしても良いと思います。
JPX400はどれだけ効率よく利益を生み出しているかなどを考慮して選定された優良な400銘柄で構成されています。

また大型株で投資資金が準備できない場合はミニ株(単元未満株)で積立感覚で購入していく方法もあります。
ただし証券会社によってはミニ株での購入ができない所もありますので注意が必要です。
NISA向きの株の選び方を読む

NISAは投資信託向き?

投資信託は金額が1万円程度で購入できるものが多く、120万円分投資をしようと思ったらピッタリできるのでNISAの枠が使い切れます。
個別銘柄だとこのようにNISA枠を完全に使い切るのは中々難しいと思います。NISA枠を最大限に使いきれるので投資信託がNISA向きなのがわかります。

また分散投資の観点から見ても投資信託は優れていて、投資対象が株だけでなく、債権や不動産、さらに世界中の資産に手軽に分散投資ができます。
個別株の場合は選定から売買まで自分で行わなければならず、万が一投資した銘柄を損切りをしないといけなくなったら、購入した金額分のNISA枠が消滅してしまいます。
投資信託の場合は運用のプロがその時々の状態で中身の組み換えを行うリバランスをしてくれるので、NISA枠が消滅するということがありません。
また組入資産に問題が起きた場合には投資信託の価格も下がることがありますが、リバランスをして損失を最小限に抑えてくれます。

投資信託の分配金が支払われた場合は再投資に回すようにすると、元本が増えるので5年後に売却した際の売却益に差が出ます。
複利を再投資し長期的に運用し資産を増やしていく投資信託は、ここでもNISA向きと言えます。

月々500円から投資信託を積立できるサービスをしているネット証券もあり、無理なく将来に向けた資産運用ができると思います。
購入手数料が無料の投資信託(ノーロード投信)も多くありますが、証券会社によって取り扱い数が違うので、
NISA口座で投資信託を買いたい方は、ここも注意しておくと良いでしょう。
NISAは投資信託向き?を読む

ジュニアNISAとは?

ジュニアNISAとは、日本在住で0歳~19歳の方が利用できるNISA制度の事で、ジュニアNISAの場合は非課税期間が最長5年で年間80万円の非課税枠が設けられます。

ジュニアNISAも通常のNISAと同様、国内株式の売買手数料が無料の証券会社で口座開設するのがお得です。
ジュニアNISAを開設した基本、金融機関が変更できないためで口座を廃止にすれば金融機関の変更が可能となりますが、利益が出ている場合はそこに税金が掛かってしまいます。

また原則、途中での払出ができませんので、必然的に長期運用で資産を形成することになります。
では長期投資でジュニアNISAに向いている金融商品はどういうものなのでしょうか?

期間内の払出ができないので、配当利回りが良い銘柄か投資信託をおすすめします。
個別銘柄の場合は安定的な大型株が良いのではないでしょうか。または株主優待で玩具や遊園地の割引券などを出している銘柄なら、お子さんやお孫さんにプレゼントができて喜んでくれると思います。
投資信託の場合は複利効果を出すために、毎月分配型以外のものが良いと思います。
ジュニアNISAとは?を読む

NISAでの投資に最適!JPX400銘柄一覧

東証の考える優良銘柄で構成された優良な400銘柄のみで構成されている株価指数JPX日経インデックス400を通称JPX400と言います。
JPX400は、売買代金や時価総額を元にROE(どれだけ効率よく利益を生み出しているか)や営業利益などの財務も考慮して選ばれ、選定基準は過去3期いずれかの期で債務超過、過去3期すべての期で営業赤字または最終赤字がない、整理銘柄等に該当しない企業になります。
営業利益が黒字ということは本業が上手くいっている企業なので優良企業と言えます。

このような基準をクリアした企業の株なので、NISAで投資するのはもちろん、株初心者の始めて買う銘柄としても良いと思います。
また毎年8月に銘柄の入れ替え(選定しなおし)があり、選ばれると投資信託への組み込みや企業の信頼度が上がることで株価の上昇が見込めます。
8月になってNISAの枠があるようでしたら、JPX400の入れ替えで入ってくる銘柄に投資をしても良いかもしれません。
JPX400構成銘柄一覧を見る


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